14日深夜、京都府京都市中京区内の府道で、自転車に乗って道路を横断しようとしていた男性が、京都府警・運転免許課の公用車にはねられる事件が起きた。男性は路上へ転倒した際に頭を強打する重傷を負っている。
京都府警・堀川署によると、事故が起きたのは14日の午後10時10分ごろ。京都市中京区四条堀川付近の府道交差点で、青信号に従って走行していた府警・運転免許課の公用車が、前方を自転車で横断しようとしていた65歳の男性に衝突した。クルマは急ブレーキを掛けたが間に合わず、はねられた男性は頭を強打する重傷を負っている。
この公用車は同課の55歳警部補が運転、交通部理事官職にある53歳の警視が同乗。春の全国交通安全運動に関連し、京都市北区内で行われていた府警・上鴨署による飲酒検問の現場を視察した後、京都市伏見区内の運転免許試験場に戻る途中だった。
現場は片側5車線の幹線道路で、運転していた警部補は「青信号に従って走行中、前方を横切ろうとする自転車の存在に気づいた。急ブレーキを掛けたが間に合わずに衝突した」と話しているという。