輸血用の血液輸送車、衝突

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15日朝、静岡県浜松市内の県道で、輸血用の血液を輸送するために緊急走行していた浜松赤十字血液センターが赤信号の交差点に進入した際、青信号に従って進行してきた乗用車と出会い頭に衝突。このクルマが別のクルマに衝突するなど、乗用車3台の多重衝突事故に発展した。この事故で1人が軽傷を負っている。

静岡県警・浜松東署によると、事故が起きたのは15日の午前7時35分ごろ。浜松市流通元町付近の県道で、掛川市内にある病院からの依頼を受け、輸血用の血液パックを輸送するために緊急走行を行っていた浜松赤十字センターの血液搬送車が、通過予告のアナウンスをしながら赤信号の交差点を通過しようとした際、右方向から青信号に従って進行してきた22歳男性が運転する乗用車と出会い頭に衝突した。

男性のクルマは、緊急走行車両の接近に気づいて対向車線で停車していたクルマにも衝突。結果として3台が関係する多重事故に発展した。

それぞれのクルマは小破し、最初に衝突したクルマを運転していた男性が打撲などの軽傷を負っている。血液センターの職員にケガはなく、輸送していた血液パックも無事で、通報を受けて掛けつけた別のクルマに積み替えられて掛川市に急行。血液を必要としていた治療にも影響は無かった。

血液センターの輸送車はサイレンと赤色灯を使用していたが、衝突車を運転していた男性は「これに気がつかなかった」などと話しており、双方の安全確認に怠りがあったものとみている。

《石田真一》

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