【ラジアルタイヤ徹底ガイド】新ブランドで発進、プレミアム志向タイヤ…ミシュラン プライマシーHP

自動車 ニューモデル 新型車
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】新ブランドで発進、プレミアム志向タイヤ…ミシュラン プライマシーHP
【ラジアルタイヤ徹底ガイド】新ブランドで発進、プレミアム志向タイヤ…ミシュラン プライマシーHP 全 3 枚 拡大写真

ミシュランのラグジュアリータイヤの筆頭が、新しい『プライマシーHP』である。以前からあった『パイロット・プライマシー』はプライマシーHPの先代にあたる。二代目になってパイロットの冠を外したのは、ブランドイメージを明確化するためだという。つまりプライマシーというブランドはラグジュアリーを目指したタイヤなのである。

プライマシーHPはハイパフォーマンスでありながらプレミアムタイヤとしての存在感を示す必要がある。それはハンドリング性能だけでなく、上質な快適性、高い耐久性、ウェットグリップ、低燃費とかなり欲張りである。しかしコストを掛けてもこの多くの性能を達成するために工夫が凝らされている。

プライマシーHPの開発のために、ASMコンセプトを採用した。AはArchitecture(タイヤ構造)、SはSculpture(トレッドパターン)、MはMaterial(材料)のイニシャルで、それぞれが発揮できる性能がよりよく調和できるように、開発を同時に進行するシステムだ。

具体的な例をあげると、トレッド構造にもっともマッチするトレッドパターンデザインにするということだ。これにより接地面圧の分布を均一化することができる。そのメリットはドライとウエット路面での優れたハンドリング性能を確保できることと、偏摩耗の抑制が達成でき、タイヤのロングライフ化が図れたことだ。

トレッドパターンは左右非対称で、アウトサイドのショルダーブロックにはサイプがなくコーナリング時の剛性を高めている。ミディアムブロックは左右ともスリットが入っているが、一部は前後につながっていて、ここでもブロックごとの勝手な動きを規制してグリップアップと偏摩耗の抑制を目指している。

4本の太いストレートグルーブは耐ハイドロプレーン性能を高めている。

トレッドコンパウンドはエラスト・スポーツ・コンパウンドと呼ばれるミシュランならではのフルシリカ・コンパウンドを新たに採用している。これにより転がり抵抗の低減とドライとウエットでの高いグリップを発揮できる。

IMPRESSIONPROFILEタイヤ徹底ガイドTOP

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  3. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 「欧州のカローラになりそう」ルノーの最新ハイブリッドコンパクトに日本のファンも熱視線!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る