GMはグローバルデザインネットワークの中核拠点として、独リュッセルスハイムに最新設備のデザインセンターを開設した。
ゼネラルモーターズ(以下GM)は、商品力強化策の一環として、ドイツのリュッセルスハイムの工場敷地内の中心部に欧州デザインセンターを開設した。GMヨーロッパでデザイン事業を行う事業所の敷地面積は、約2万平方メートルへと大きく拡張された。
GMデザインヨーロッパ、エグゼクティブ・ディレクターのブライアン・ネスビットは、「リュッセルスハイムに位置するデザインセンターが機能することで、先端エンジニアリングと製品企画の間でこれまで以上にダイレクトな連携が図られ、最大限の相乗効果を得ることができる。適切でクリエイティブなデザインを創造できる最新設備の整ったハイテク施設は、GMヨーロッパのブランド開発においてデザインに価値を置くというGMの継続的な見解を示すものでもある」と語った。
GMがクローバルに展開するデザイン組織は、世界11カ所のデザインセンターと国境を越えた多国籍チームで構成され、それぞれのオフィスはバーチャルスタジオで結ばれ、世界規模でプロジェクトを共有している。
GMのグローバル・デザイン担当副社長、エド・ウェルバーンは、「GMはデザインに真の情熱を傾けており、この新設センターは今後、ヨーロッパ地域、さらには世界全域でGMデザインの関連性を確保する役割を担っていくだろう」と語った。