速度違反記録紙を飲み込み、証拠隠滅をもくろむ

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奈良県警は15日、警官からスピード違反の記録用紙を奪って飲み込み、証拠隠滅を図ったとして37歳の男を公用文書毀棄と道路交通法違反(速度超過違反)の現行犯で逮捕した。男は免許取り消し中で、警察では無免許運転の容疑でも調べを進めている。

奈良県警・吉野署によると、事件が起きたのは15日の午前10時35分ごろ。川上村寺尾付近の国道169号で同署が速度違反の取り締まりを行っていたところ、37歳の男が運転する乗用車が測定地点を21km/hオーバーの速度で通過したため、ただちに抑止した。

男は取り締まりに当たっていた警察官に対して「勘弁してください」などと懇願したが、警官がこれを聞き入れなかったために逆上。警官が持っていた速度測定記録紙をひったくって引き裂き、そのまま口に入れて飲み込んだ。

このため、警察では男を公用文書毀棄と道交法違反の現行犯で逮捕した。後の調べで男は2005年5月に免許取り消し処分(730日)を受けており、当時は無免許運転だったことも発覚。これを隠蔽するために証拠を隠滅しようとしたことがわかったという。

《石田真一》

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