ポルシェの4ドア、パナメーラ の生産工場が決定

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ポルシェの4ドア、パナメーラ の生産工場が決定
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ポルシェAGは、4ドアスポーツ『パナメーラ』をライプツィヒ工場で生産することを取締役会で決定し、同工場を大幅に拡張すると発表した。

ポルシェではパナメーラの生産に向けて床面積2万5000平方メートルの生産ホールを新設するほか、既存のアッセンブリーホールを拡張し、試作/解析センターと実習生研修のためのワークショップを設置する。さらに新しいホールのすぐ近くに、総面積3万平方メートルの物流センターも建設する予定。今秋9月に着工する。建物と生産設備を合わせた合計投資額は 1億2000万ユーロ。

同社では「工業の中心地ドイツで生産することで、ポルシェのスポーツカーの伝統的価値を高めると同時に、顧客の期待に応えることができる」としている。

パナメーラのエンジンは、シュトゥットガルトにあるポルシェの工場で生産され、塗装済みボディはフォルクスワーゲン(VW)社のハノーバー工場から供給される。ハノーバー工場からボディを調達するのは、同工場がVWグループの最新鋭工場のひとつであり、プレミアムクラスの車両のボディ製作に適していると判断したため。ハノーバー工場には、VWの他の工場にはない、広範なカラーバリエーションに対応できる塗装工場がある。

パナメーラ生産に占めるポルシェの内製率は15%。パナメーラの生産開始で、ライプツィヒのポルシェ工場では600人を新規雇用するほか、それ以外にも地元地域で同じく600人の雇用が生まれる見通し。パナメーラの生産に向けた人員採用は2008年から。ポルシェのシュトゥットガルト・ツッフェンハウゼン工場とヴァイザッハのR&Dセンターでは、パナメーラの生産開始により、2009年までに約400人を追加採用する。

パナメーラは開発段階で、2009 年に市場に導入される予定。

《レスポンス編集部》

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