GMが「ガソリン差額返還」

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GMが「ガソリン差額返還」
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カリフォルニアのフォードディーラーが大型SUVのバイヤーに6000ドル分のガソリン券を進呈というキャンペーンを行って話題となったが、今度はGMがバイヤーに対してガソリン価格の上限を設定するという新たなインセンティブを開始した。

対象となるのは、特にガソリン価格が高いとされるカリフォルニアとフロリダ州。ガソリン価格がどんなに上がろうと、バイヤーが支払うのは1ガロン1ドル99セント。差額はGMが負担する。GMによると、バイヤーに対し月々の走行距離制限などは行わないが、バイヤーはオンスターサービスに加盟する必要があるという。バイヤーはGMのデビットカードでガソリンを購入、ガロン当たり1ドル99セントとの差額はカードに直接入金される。

このサービスの対象となるのは2006年、2007年モデルのシボレー『タホ』、『サバーバン』、『インパラ』、『モンテカルロ』、GMC『ユーコン』、『ユーコンXL』、ハマー『H2』、『H3』、キャデラック『SRX』、ポンティアック『グランプリ』、ビュイック『ルセルヌ』。

GMの試算によると、タホのバイヤーが月々受け取るリベートは100ドル程度になるという。しかしガソリン価格が4ドルを超えるような事態になれば、キャンペーンは思わぬ負担にもなりかねない。業界でも初のユニークな試みであることは確かなのだが。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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