ひき逃げ容疑者に酒を提供---書類送検

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今年4月、千葉県柏市内で帰宅途中の女子高校生3人が乗用車にはねられ、重傷を負った事件で、殺人未遂などの罪に問われた42歳の男に酒を提供したとして、千葉県警は5月30日、同市内で居酒屋を経営する66歳の女を道路交通法違反(酒気帯び運転幇助)容疑で書類送検した。

千葉県警・柏署によると、問題の事故は4月25日の午後6時45分ごろ発生している。柏市新柏1丁目付近の市道で、青信号に従って交差点を自転車で横断していた15歳の女子高校生3人が赤信号を無視して進行してきた乗用車に次々とはねられ、骨盤や腰の骨などを折る全治数カ月の重傷を負った。

クルマはそのまま逃走していたが、後の目撃証言で42歳の男を容疑者として逮捕。事故当時は焼酎水割りなどをコップ6杯程度飲んで泥酔に近い状態だった。事情聴取では「(被害者が)死ぬかもしれないと思った」、「相手が死んでも構わない。飲酒運転の発覚も恐れたし、とにかく警察から逃げたい一心だった」とも供述しており、警察では容疑を殺人未遂に切り替えていた。

その上で男に酒を提供した居酒屋を経営する女からも事情を聴取。クルマで来店していることを知りながら酒を男に提供したと認めたことから、道交法違反容疑で書類送検している。女は調べに対して「こうなった以上、自分にも責任がある」などと供述していたという。

《石田真一》

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