【エコカーワールド06】慶應大学の深謀遠慮?

自動車 ニューモデル モーターショー
【エコカーワールド06】慶應大学の深謀遠慮?
【エコカーワールド06】慶應大学の深謀遠慮? 全 1 枚 拡大写真

エコカーワールド2006で、来場者から最も注目を浴び、スタッフが質問責めにされていた慶應大学の『エリーカ』。昨年の同イベントで展示した速度記録達成車ではなく、ナンバープレートを取得した車体が置かれていた。

首相を乗せたり、今回は環境大臣を乗せたりとトピックが多く、一般大衆の認知度も高いエリーカだが、今後どのような運用をするのかをスタッフに訊いてみたところ、意外な答えが返って来た。

もっと現実的なEVを作るため、乗用車に必要なデータの収集をエリーカで行なっているのだという。昨年の東京モーターショーでスケールモデルが公開された次期モデルを、「ある程度の台数を製造する」という目標があるためで、「実験のための実験」ではなく「商品化のための実験」だといえる。

現在のところ、次期モデルについての具体的な計画がスタートしているわけではないというが、試作車が完成したら、それはおそらくエリーカ以上にリアリティが感じられるものになるのだろう。371km/h達成のインパクトが強く、どちらかといえば「スーパーカー」として大衆に認知されているエリーカよりも、さらに親しみを持って迎えられるに違いない。もちろん、いまだに子供たちに「カッコイイ!」と言わしめる『エリーカ』の功績が色あせることはないだろうが。

《》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  3. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  4. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
  5. クルマ好きも唸るイベント満載!さらに進化した「ジャパンモビリティショー2025」の見どころとは?PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る