日野自動車は、自動車リサイクル法に基く2005年度の使用済自動車の再資源化などの実績を公表した。
自動車リサイクル法では、自動車メーカーは、使用済自動車から発生するシュレッダーダスト(ASR)、エアバッグ類、フロン類の特定3品目の引取り、リサイクル、適正処理の義務を負う。
日野ではASRは豊通リサイクルに、エアバッグ類・フロン類は、有限責任中間法人自動車再資源化協力機構に業務委託し、特定3品目の引き取り・リサイクルを行っている。
2005年度の再資源化等の実績は、ASRが6359台(引取り量2181.5トン)、エアバッグ類116台、フロン類1931台(引取り量938.1kg)だった。
ASRの再資源化率は48%で、2005年度法定基準30%を達成した。また、エアバッグ類の再資源化率は94%で、法定基準85%を上回る水準。フロン類についても引取った938.1kgの適正な破壊処理を行なったと、している。
また、特定3品目の再資源化などに要した費用の総額は1億7823万7000円で、一方資金管理法人から払渡しを受けた預託金の総額は7476万7000円で、全体収支は1億347円の赤字だった。
日野のリサイクル、1億円を超える赤字
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《レスポンス編集部》