パトカーに追跡されたクルマ、宇都宮中心部を暴走

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8日午後、栃木県宇都宮市内の国道119号で、パトカーに追跡されていた乗用車が他のクルマと接触し、この弾みで歩道に乗り上げて建物の一部を破壊する事故が起きた。運転していた男はクルマを捨てて徒歩で逃走したが、間もなく逮捕されている。

栃木県警・宇都宮中央署によると、事件が起きたのは8日の午後2時30分ごろ。これに先立つ午後2時10分ごろ、宇都宮市細谷町付近の県道を同署のパトカーがパトロールを行っていたところ、パトカーから逃れるように急発進する不審な神戸ナンバーの乗用車を発見。職務質問を行うために停車を命じたが、クルマはこれを無視して逃走を開始。宇都宮市の中心部に向かって走り始めた。

クルマは信号無視を繰り返し、宇都宮市本町付近の国道119号で信号待ちのために停車していた2台のクルマに接触。弾みで向きを変えて歩道に乗り上げ、道路と隣接するホテルと地下歩道入口階段の外壁に挟まるようにして止まった。運転した男はクルマを乗り捨てて裸足で逃走。約100m先の飲食店に逃げ込んだが、追ってきた警官に取り押さえられ、道路交通法違反(信号無視)の現行犯で逮捕された。

後の調べで男が無免許だったことも発覚。クルマが他人名義であることから、入手ルートも含めて厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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