自衛隊トラックへの追突事故で実刑判決

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今年2月、兵庫県福崎町内の中国自動車道で、陸上自衛隊の大型トラックに追突する事故を起こし、隊員13人を死傷させたとして、業務上過失致死傷罪に問われた29歳の男に対する判決公判が9日、神戸地裁姫路支部で行われた。裁判所は懲役4年の実刑を命じている。

問題の事故は今年2月22日午前に発生している。福崎町大貫付近の中国自動車道上り線で、陸上自衛隊・姫路駐屯地に所属する人員輸送用の普通トラックに対し、後続の大型トラックが追突した。

自衛隊のトラックは押し出されるようにしてガードロープを突き破って路外に立つ小屋に衝突し、弾みで荷台に乗っていた隊員が車外に投げ出され、1人が死亡。12人が重軽傷を負った。後続のトラックを運転していた29歳の男は体調不良を自覚しており、事故当時は居眠りをしていたことも後に明らかになった。

9日に行われた判決公判で、神戸地裁姫路支部の藤原美弥子裁判官は「被告は体調不良を認識しながらも、危険な状態で運転を続けた」と指摘。「運転の途中で居眠り状態に陥り、これが原因で事故を起こした」と認定した。その上で「結果は重大で、事故の過失責任も重い」と述べ、被告に対して懲役4年の実刑判決を言い渡した。

《石田真一》

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