自工会、安全 環境取り組みの進捗状況を公表

エコカー 燃費

日本自動車工業会は、パンフレット『豊かなクルマ社会の実現に向けて—自動車の役割と安全・環境への取り組み—』を発行した。
 
自工会では、2004年4月に、これからの10年間を見据えて「安全で環境負荷の少ないクルマ社会の実現」に向けて、自動車メーカーや政府、ユーザーなど関係者の取り組むべき施策を提案した『豊かなクルマ社会の実現に向けて』を発表した。その後、「安全」「環境」のそれぞれの施策における自動車メーカーの取り組みの進捗状況を報告するため、2004年10月と2005年6月にそれぞれ概要版を取りまとめており、今回が3回目の発行となる。

概要によると交通安全への取り組みでは、自動車の安全対策の採用率を高めることが交通事故件数と死者数低減に貢献するとの観点から、新技術の採用と更新を継続し、車両安全装備の普及拡大を推進していることや高齢ドライバーを対象にした交通安全教育プログラムの開発、高校生年代を対象にした交通安全教育テキストの開発・提供など、自工会独自のプロジェクト事業を紹介している。

また、地球温暖化防止への取り組みとしては20010年度燃費基準達成車の積極的な商品展開を進めた結果、ガソリン乗用車の平均燃費が15.4km/リットルと、すでに2010年度の燃費目標値15.1km/リットルを上回ったとアピールしている。クリーンエネルギー車の開発と車種拡大に努めた結果、普及台数が2003年度の18万台から2004年度は25万台に増加したと、している。 

自工会では今後、安全と環境への取り組みを優先課題と位置付け、積極的に情報発信を行うとともに、提案した施策の評価や更新について、さらに検討を進め、その内容については別途公表するとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.3m、通れる車がなくなった都市計画?…東京都世田谷区
  2. 車内が即ネット空間に! 新型USB型Wi-Fiルーターがドライブを変える[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「発売はいつ?」ヤマハの新型スーパースポーツ『YZF-R9』、国内導入を待ち望む声続々
  4. 「最初からこれが欲しかった」レクサスの特別な『LBX MORIZO RR』限定発売に、SNSで反響
  5. 【スズキ ジクサー250 試乗】250ccでダントツにリーズナブル! この手軽さと奥深さはスズキ随一の仕上がりだ…伊丹孝裕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る