フォード、メキシコで生産能力を増強へ

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フォード・モーター・カンパニーは、フォード北米事業部門の包括的な再建計画「Way Forwardプラン」の一環として、メキシコの生産能力を増強すると発表した。 

この計画には、メキシコ・フォードにある既存の2つの組立工場、クアウティトラン工場、エルモシヨ工場に加えて、チワワにあるエンジン工場の設備増強する。詳細は今後数年間にわたる改良の際に発表する。 

フォードのジ・アメリカズ(北米・南米域)担当のマーク・フィールズ副社長は「我々は1925年以来メキシコでビジネスを展開している。フォードはメキシコに進出した最初の自動車メーカーであり、アメリカやカナダにある多くの生産設備を最新式に改善してきたのと同様に、メキシコの生産設備も今後さらに増強する計画」としている。

フォードは今年1月に、低コストの製造拠点を北米に建設する計画を発表しているが、今回のメキシコへの投資計画は、別個のもの。

メキシコシティにあるフォードの工場は、『T型』フォードの生産で操業を開始した。現在はフォードは『Fシリーズ』ピックアップトラックと小型車の『アイコン』をクアウティトラン工場で生産しており、世界的に販売している数車種のエンジンをチワワで製造している。エルモシヨ工場では、フォード『フュージョン』、マーキュリー『ミラン』、リンカーン『ゼファー』を生産している。 
 
フォード・メキシコののルイーズ・ゲイザー社長兼CEOは「フォードは80年以上にわたり、メキシコの人々や政府と手を携えてきた。フォードにとって、メキシコはすばらしい事業環境を提供してくれる場所で、今回の投資を受け、フォードの世界的な自動車事業の展開において重要な生産拠点であり続けるだろう」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

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