大阪府警は18日、今年3月に大東市内でバイクによる死亡ひき逃げ事故を起こしたとして、16歳の少年を業務上過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)の容疑で逮捕した。少年は大筋で容疑を認めているという。
大阪府警・四条畷署によると、問題の事故は3月24日の午後6時ごろに発生した。大東市氷野2丁目付近の市道で、道路を横断していた69歳の男性が進行してきたバイクと接触した。男性は転倒した際に路面で頭を強打。近くの病院に収容されたが、事故から10日後に脳挫傷などが原因で死亡した。
バイクはそのまま逃走したことから、警察では重傷ひき逃げ事件(当時)として捜査を開始。目撃情報から同市内に在住する16歳の少年が容疑に関係したものとみて、任意で事情を聞いていたが、18日までに少年が容疑を大筋で認めたため、逮捕に踏み切った。
取り調べに対し、少年は「怖くなって逃げた」と供述。「避けられなかった」などとも話しているという。