高速道のランプウェイで会員制の都市間バスが追突事故

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21日未明、愛知県小牧市内の東名高速道路下り線・小牧ジャンクション(JCT)で、大型観光バスが前を走る大型トレーラーに追突し、乗客21人が打撲などの軽傷を負う事故が起きた。警察ではバス側の前方不注意が原因とみて、55歳の男性運転手から事情を聞いている。

愛知県警・高速隊によると、事故が起きたのは21日の午前3時30分ごろ。小牧市大草付近の東名高速下り線・小牧ジャンクションのランプウェイで、都市間の夜行高速バスとして運行されていた大型観光バスが、前を走る大型トレーラーにほとんど減速しないまま追突した。バスには乗客乗員35人が乗っていたが、このうち21人が座席から投げ出されるなどして、体を打撲する軽傷を負い、近くの病院に収容されて手当てを受けている。

現場は中央自動車道下り線から、東名高速下り線へと合流するためのランプウェイ。合流地点の手前でそれまでの2車線から1車線に減少するため、大型トレーラーを運転していた63歳の男性が減速したところ、後続のバスが追突してきたという。警察の調べに対し、バスの運転手は「こちらも後方から接近してくるクルマに気を取られ、前のトレーラーが減速したことに気づかなかった」などと供述しているようだ。

このバスは旅行会社が会員制として客を募集し、運行している都市間連絡の夜行バス。厳密には旅行会社が募集したツアー客=乗客であり、本来の高速バスに必要とされる路線免許なく運行できることや、既存の路線高速バスよりも料金が格安なことから人気を集めていた。事故を起こしたバスは中央道や東名高速を経由し、東京都立川市から大阪に向かっている途中だった。

《石田真一》

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