【最新カーナビ徹底ガイド2006春夏】パイオニア・HDDサイバーナビAVIC-VH009…市販モデル初のテレマティクス

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【最新カーナビ徹底ガイド2006春夏】パイオニア・HDDサイバーナビAVIC-VH009…市販モデル初のテレマティクス
【最新カーナビ徹底ガイド2006春夏】パイオニア・HDDサイバーナビAVIC-VH009…市販モデル初のテレマティクス 全 5 枚 拡大写真

カロッツェリア・HDDサイバーナビは、ナビ本体のみで使っても優れた機能を発揮するが、さらに充実した道案内性能を求めるには、携帯電話との接続が必須となる。携帯電話機との接続によって、通信経由で渋滞情報を取得するオンデマンドVICSが使えるようになる。さらにVICS用の電波/光ビーコンをプラスすれば、リアルタイム情報を参考にした動的な渋滞の回避も可能となる。「無敵の渋滞回避性能」をとことんまで堪能するのであれば、こうしたオプション機器の購入は欠かせない。

ルート設定を行なった場合、従来は通常のルートから表示したが、06モデルからは渋滞予測情報を加味したルートを第一に表示するように改められた。「渋滞予測機能がある以上、それを使うのは当たり前」というユーザーの声を参考にしたという。ルートは6種類までリスト表示。これもモニターのVGA化によって非常に見やすく表示される。

ルート設定の根幹となるアルゴリズムに「ユーザーの好み」を付加できる「ルートイコライザー」の機能は本機も継承。時間優先、距離優先、料金節約、幹線優先、学習優先の5項目をチョイスできる。

面白いのは「オートパーキングメモリー」という機能。これは地図側で情報として有していない駐車場の入口を記憶し、次に利用した場合には自動的にその入口までルートの案内を行なうというもの。HDDサイバーナビは使えば使うほど進化していくのだ。

こうした情報を多くの人の役に立てようという思想が、「蓄積型プローブ」という06夏モデルから取り入れられた新機能。これはHDDに蓄積される走行データであるとか、オートパーキングメモリーの情報をサーバーに送っていくというもの。ブレインユニットをリビングキットにセットし、ブロードバンドに接続することで送信される。情報の送信は任意だが、こうした情報は次回更新時に地図データやルート設定のロジックに採用されることになる。

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《石田真一》

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