富士重、ボーイング787の中央翼を生産開始
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今回の生産開始は、世界のボーイング787プログラムの中でも先陣を切ったもの。中央翼は、主翼と胴体を結合する構造の要で、787では初めて主要構造に炭素繊維複合材を多用するため、開発要素が大きい。
富士重では、これまで培ってきた設計や製造技術、ノウハウを結集するとともに、ボーイングや他のパートナー、海外サプライヤーとのグローバルな連携を強化しながら開発したとしている。
完成した中央翼は輸送船で中部国際空港まで運ばれ、そこからボーイング『747』型機を改造した専用大型貨物機に積み込んで、来年初めに米国に空輸する予定だ。
《レスポンス編集部》