逃走を企てたことが多重衝突に発展

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26日午前、山梨県富士吉田市内の国道138号で、信号待ちの車列に後続の乗用車が突っ込むとともに、逃走を企てたこのクルマが対向車線で信号待ちをしていたクルマにも次々と衝突し、バスなど9台が関係する多重衝突事故に発展した。警察では男を道路交通法違反容疑で逮捕している。

山梨県警・富士吉田署によると、事故が起きたのは26日の午前10時5分ごろ。富士吉田市上吉田付近の国道138号で、交差点で信号待ちのために停車していた車列に対し、後続の乗用車が追突した。

この時点で2台を巻き込んだが、乗用車は信号を無視して対向車線側に進出。対向車線側で信号待ちをしていたバスを含む6台にも衝突を繰り返して逃走を企てた。クルマは路地に逃げ込んだが、追跡したクルマと出口に先回りした被害者のクルマに行く手を阻まれて逃げ場を失い、駆けつけた警察官に道交法違反(ひき逃げ、信号無視)で現行犯逮捕されている。巻き込まれた8台にはバスも含まれているため、全体で約50人が事故の被害を受けたが、幸いにもケガ人は出なかった。

逮捕されたのは73歳の男。警察の調べに対しては「ぶつかって気が動転した。怖くなって逃げてしまった」などと供述しているという。

《石田真一》

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