飲酒運転の発覚恐れて日本酒を飲ませた男を逮捕

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岡山県警は6月29日、飲酒運転が原因とみられる衝突事故を起こした知人に対し、自宅から持参した日本酒を重ね飲みさせ、飲酒量の特定を困難にするなどの証拠隠滅を行ったとして、48歳の男を証拠隠滅容疑で逮捕した。クルマを運転していた49歳の男についても業務上過失傷害や道路交通法違反、証拠隠滅教唆容疑で調べを進めている。

岡山県警・玉野署によると、事故が起きたのは6月17日の午後10時10分ごろ。玉野市東紅陽台付近の国道30号交差点で、49歳の男が運転する乗用車が右折を強行して対向の直進車と出会い頭に衝突。そのまま道路に隣接する駐車場に突っ込んで駐車車両とも接触。男性2人に軽傷を負わせた。

同乗していた48歳の男は、現場から100mほど離れた場所にある自宅に直行。日本酒を取って現場に戻り、運転していた男に飲ませた。また、運転していた男自身もコンビニエンスストアで缶ビールを購入。通報を受けた署員が現場に到着した際にはそれを飲んでいたという。

その後の調べで、2人は事故の30分ほど前まで同市内の居酒屋で酒を飲んでいたことが判明。事故を起こした当時の飲酒量特定を避ける目的で酒を重ね飲みした可能性が強くなった。このため、警察では行為が悪質と判断。酒を飲ませた男を証拠隠滅容疑で逮捕した。調べに対しては「先輩からの命令なので断れなかった」と話している。

《石田真一》

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