クルマに金属塊を投げつけた男、起訴事実を否認

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前走車に対して一方的な怒りを感じて執拗に煽り立てるだけでなく、信号待ちで停止した際に金属塊を投げつけてガラスを割り、クルマに乗っていた人に当てたとして、暴行と器物損壊罪に問われ、覚せい剤取締法違反でも公判中の40歳男に対する公判(日野浩一郎裁判官)が3日、横浜地裁で開かれた。被告の男は起訴事実を否認している。

問題の事件は2005年8月14日未明に発生している。神奈川県逗子市内の市道を走行していた56歳(当時)男性の乗用車に対し、後続のワゴン車が車間を詰めてくるなど執拗に煽り立ててきた。2台のクルマは逗子市久木9丁目付近で信号待ちのために停車したが、この際に後ろのクルマから飛び出てきた男が後部ドアめがけて金属塊(約500g)を投げつけてガラスを破壊。後部座席にいた58歳(当時)の女性にこの金属塊とガラスの破片が当たっている。

男はそのまま現場から逃走。警察では暴行事件として捜査を開始したが、逗子市や鎌倉市ではこの頃に同様の事件が相次いでおり、同一犯として考えられた。男は今年1月にも同様の事件を起こして暴行容疑で逮捕。その後に処分保留で釈放されたが、2月に覚せい剤取締法違反容疑で逮捕。関連事件についても起訴されていた。

3日に横浜地裁で行われた公判で、被告の男は「そんな事をしていない。その場にいなかったし、見に覚えもない」として起訴事実を全面的に否認した。これに対して検察側は「被告はクルマで被害者を追い掛け回し、信号待ちで停車したのを見計らって金属を投げつけた。1月の事件も同様だった」と指摘した。

《石田真一》

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