泥酔、100km/hでの衝突に実刑判決

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泥酔状態にも関わらず、クルマを猛スピードで走行させていた最中に追突事故を起こし、1人を死亡させたとして危険運転致死罪に問われた22歳の男に対する判決公判が5日、鹿児島地裁で開かれた。裁判所は懲役3年6カ月の実刑を命じている。

問題の事故は2005年4月15日未明に発生している。鹿児島県頴娃町上別府付近の町道に路上駐車されていた乗用車に対し、後方から猛スピードで走行してきた別の乗用車が激突した。この事故によって、被追突側のクルマに乗っていた72歳の女性が全身強打で死亡している。女性は天体観測をしていた夫と一緒に現地を訪れ、寒いのでクルマの中で待機していたという。

クルマを運転していた21歳(当時)の男は泥酔状態で、酒に酔っていることを自覚しながら代行運転を拒否。自分でクルマを運転して帰宅する途中だった。衝突時の速度は100km/hを超えており、検察は悪質事案と判断。危険運転致死罪で起訴していた。

5日に行われた判決公判で、鹿児島地裁の谷敏行裁判長は「被告は飲酒によって頭が朦朧とするなど、運転の危険性を十分に自覚していた」と認定した。その上で「周囲が勧め代行運転の利用をあえて断り、自身で運転しているのは無謀で危険極まりなく、甚だ悪質である」として、被告に対して懲役3年6カ月の実刑を命じている。

《石田真一》

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