ステッカー貼られても出頭しない---施行状況に明確に現れる

自動車 社会 社会
ステッカー貼られても出頭しない---施行状況に明確に現れる
ステッカー貼られても出頭しない---施行状況に明確に現れる 全 1 枚 拡大写真

警察庁交通局は、改正道交法1カ月間の施行状況について、12日、発表した。

放置車両確認標章(ステッカー)取付件数は、全国で15万4125件だった。そのうち警察署などに運転者が出頭した件数(告知件数)は、わずか3万2503件。違反者として名乗り出て反則金を納付する道を選んだのは運転者の5人に1人だった。大半は、車両の持ち主として放置違反金を納付する方法を選択したと見られる。

改正道交法による違法駐車のペナルティは、運転者が違反者として名乗りでる反則金制度に加え、違反者が名乗りでない場合、違反者に変わって車両の持ち主が放置違反金を納付する放置違反金制度の2本立てで、踏み倒しを防止する対策をとった。

しかし、違反者として申告した場合、反則金納付命令に加えて違反点数を加算されるが、放置違反金の場合は、納付対象者が違反者とは断定できないため違反点数の加算はない。そのため運転者がどちらの制度を使って、ペナルティを納付するか注目された。

違反者にとって免許停止や取り消しは影響が大きい。違法駐車のペナルティは、違反金としてお金を払って済ます。こうした傾向は今後ますます強まっていくことが考えられる。

《中島みなみ》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新タイヤメーカー「TIRE FROG」設立、第1弾「ヤンキー701」は7月7日発売
  2. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 『アトレーRS』ベースで力強い走り! 軽キャンピングカー「HAPPY1 Turbo」585万円で発売
  4. メルセデスベンツの新型高級ミニバン『VLE』、プロトタイプの写真を公開
  5. ジムニーノマドの死角を潰せ! 長くなっても怖くない、データシステムの『カメラシリーズ』がすごいぞPR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
ランキングをもっと見る