ゴーン社長「同盟は歓迎、責任は遠慮」

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ゴーン社長「同盟は歓迎、責任は遠慮」
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GMとの提携問題が取りざたされているルノー/日産グループのCEOカルロス・ゴーン氏が米メディアのインタビューに答え、GMのグループ参入を歓迎する一方で、一時ゴーン氏が日産社長として経営立て直しを行ったようなGMへの直截の関与はしないという意志を明確にした。

『ニューヨークタイムズ』紙によると、ゴーン氏は「GMがグループに参加すれば、北米、ヨーロッパ、アジアの3つの主要マーケットに拠点を置く巨大な自動車産業が誕生するので、提携には積極的に賛成したい」と語った。また、提携の具体的な時期についても、今年末までには何らかの形にしたい、とかなり乗り気の様子。

一方、CNBCのテレビインタビューでは、「ルノー、日産という2つの自動車メーカーのトップだけで大変なことで、GMの経営には興味がない」とも明言している。

提携そのものは、ダイムラークライスラーのような合併という形ではなく、ルノーと日産がそれぞれ10%ずつGM株を保有する、という緩やかな形が考えられている、という報道もある。しかしこの20%の株式取得だけでもルノー/日産が支払う対価は30億ドル。

GMが抱える負債を背負わずに提携を進め、グループ全体の評価を高める点にゴーン氏の手腕が問われる事になりそうだ。

《Sachiko Hijikata, US editor》

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