【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】一歩先行くエコ性能“新長期”適合

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】一歩先行くエコ性能“新長期”適合
【三菱ふそう キャンターハイブリッド 発表】一歩先行くエコ性能“新長期”適合 全 6 枚 拡大写真

三菱ふそうトラック・バスが7月5日に発表した『キャンター エコ ハイブリッド』。省燃費性能もさることながら、小型トラックでは国内初となる「新長期排出ガス規制適合」にも注目したい。

今や環境面やエネルギーなど地球規模での視野に入れた開発をしなければならないのは、自動車メーカーに課せられた指命である。キャンター エコ ハイブリッドでは、ハイブリッドのほかにもさまざまな排出ガスのクリーン化技術が投入されている。そのため、今回搭載されているエンジン自体が新開発となり、2トンクラスとなると従来モデルでは4−5リットルの排気量が半ば定番化していた。このエコ ハイブリッドでは、モーターのアシストもあるため、3リットルと異例の小排気量ユニットになっている点に注目。

DOHC16バルブの直列4気筒で、インタークーラーターボが組み合わされる。すでに採用実績のあるコモンレール式の噴射システムやPCV(ブローバイガスの還元システム)はもちろんのこと、新たに新型の高精度空燃比フィードバック式クールドEGRシステムや強制再生制御付連続再生式DPFなどを採用することで、世界的にも厳しい「新長期排出ガス規制」に小型トラックで初適合させている。

まずEGRシステムだが、従来から排出ガスの一部を再度燃焼させるEGRシステムは以前から採用されていたし、水冷化することで燃焼温度の低下も実現していた。さらに今回の新型エンジンではさらに改良を加えることで、さらなる低温化を可能にしながら、EGR率(つまりどれぐらい排ガスをシリンダーに戻すか)の制御も根本から見直している。

また排出ガスクリーン化の要であるDPFについては、強酸化触媒とセラミックフィルターで構成されており、自動燃焼によってフィルター上の詰まりを再生するシステムも採用することで、メンテナンスフリー化を実現。シンプルかつ経済性、信頼性にも富んでいるのが特徴だ。

《近藤暁史》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る