倒れるまで決闘…暴走族グループを摘発

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今年5月、栃木県栃木市内の病院へリンチを受けて重傷を負ったとみられる16歳の少年が運び込まれた事件について、栃木県警は20日、このリンチが対立する暴走族グループ同士の決闘だったと判断。関与した少年6人を決闘容疑で逮捕。10人を同容疑で書類送検した。

栃木県警・少年課によると、この事件は今年5月17日に発生している。同日の午後9時ごろ、栃木市内の病院を若い2人組の男が訪れ、「事故を起こした」として、クルマで連れて来た少年を診察するように病院の職員に要求した。少年は暴行によって全身に打撲が加えられた状態で、看護師に対して「やられた」などと言い残し、意識を失った。運んできた男たちは姿を消しており、不審に思った病院側が警察に通報。事件が発覚した。

少年は栃木市などを拠点に活動する暴走族のメンバーで、意識回復後に事情聴取を行った結果、対立する暴走族グループ同士の決闘に参加していたことが判明した。同市や壬生町に在住する16-19歳の少年16人が参加していた。

決闘はそれぞれのグループから代表として1名を選出。代表者同士が殴り合いをする方式で進められた。事前に「動かなくなるまで戦う」と決められており、病院に収容された少年は、文字通り「動かなくなるまで暴行を受けた」らしい。少年を病院に運んだのは、同じグループに属するメンバーとみられている。

警察では決闘容疑を適用し、決闘実施を決めた幹部メンバー6人を逮捕。参加した10人を同容疑で書類送検した。逮捕された6人は少年院送致が決定している。

《石田真一》

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