今季終盤戦も佳境に入ったインディカ−・シリ−ズ(IRL)から、来季のニュ−スが飛び込んできた。ダニカ・パトリック、チ−ム移籍の発表だ。
昨年、女性ドライバーとして始めてインディ500のリードラップを走るなど、華々しいデビュ−を飾ったダニカだが、今季で所属するレイホール・レターマン・レーシングとの契約が切れる為、今後の動向に注目が集まっていた。父親がシカゴランドで行われたNASCARのレースに姿を表したことから、NASCAR移行の噂も囁かれて始めていた。
米国東海岸時刻25日、インディカ−・シリ−ズは、ダニカの、マイケル・アンドレッティ率いるアンドレッティ・グリーン・レーシング(AGR)への移籍を発表。これにより、ダニカが来季もシリ−ズへ参戦継続することが確定した。現時点で、AGRとの来季契約が確定しているドライバーは、昨年のシリーズチャンピオン、トニー・カナーン、マイケルの息子、マルコ・アンドレッティの二人。ダニカは3人目のドライバーとなる。
発表を受けてのテレビインタビューで、ダニカは現チームへの感謝の意を表したのに続き、「私はとにかくシリーズで勝利をあげたいの。AGRはシリーズでも最も強力なチーム。私はいつも勝利への情熱を語ってきたけれど、(チーム移籍により)心の底から望んでいることが叶うのであれば、そうするだけ」と、新チームへの期待を語った。
チームオーナーのマイケル・アンドレッティは、「ダニカはインディ500での勝利という目標を持っており、その機会を我々が与えられることを楽しみにしている」と歓迎のコメントを寄せた。