崩落したのり面にクルマ突っ込み、2人重傷

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7月28日夜、茨城県常陸太田市内の国道349号で、大雨の影響でのり面が大規模に崩落し、これに気づかずに進行してきた乗用車が落ちてきた岩に衝突して中破する事故が起きた。この事故で乗用車に乗っていた2人が骨折や打撲の重傷を負った。

茨城県警・太田署によると、事故が起きたのは7月28日の午後8時25分ごろ。常陸太田市小菅町付近の国道349号を走行していた72歳の男性が運転する乗用車が、路上に落ちていた直径約1mの岩石に衝突。これに気づくことが遅れた後続車も追突し、クルマは中破した。この事故でクルマを運転していた男性が胸部骨折の重傷。同乗していた74歳の女性も背骨の骨を折る重傷を負った。

現場付近の斜面(のり面)は高さ約30m、幅約30mに渡って大規模に崩落。路上に落ちていた岩石は崩落によって押し流されてきたものと推測されている。付近では平年の1.5−2倍の降雨量があり、これによって地盤が緩み、崩落防止のコンクリート壁ごと崩れたとみられている。

事故直後に通過したのは今回事故を起こした2台のみで、下敷きになったクルマはいないものとみられている。国道を管理する茨城県の常陸太田土木事務所では、現場付近を通行止めにして復旧作業を急いでいる。

《石田真一》

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