泥酔運転の元警察官に懲役3年を求刑

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2005年7月、佐賀県武雄市(旧北方町)内で乗用車を泥酔運転し、他車との衝突事故を起こしたとして、危険運転致傷などの罪に問われた50歳の元警察官の男に対する論告求刑公判が7月31日、佐賀地裁(伊藤ゆう子裁判官)で行われた。検察側は裁判所に対して懲役3年を求刑している。

問題の事故は2005年7月23日未明に発生している。現在の武雄市北方町志久付近の国道34号線で、緩やかなカーブを曲がりきれずに対向車線側に逸脱した乗用車とRVが正面衝突。RVに乗っていた男性2人が軽傷を、乗用車を運転していた男(被告)が両足骨折の重傷を負った。

乗用車を運転していた男からは高濃度のアルコール分が検出され、当時は泥酔状態だったと判明。さらにはこの男が佐賀県警・伊万里署の巡査部長であることもわかった。男は前夜に開かれた警官同士の会合に出席。運転代行の出費を惜しみ、自らクルマを運転して帰宅する途中で事故を起こしたという。

7月31日に開かれた論告求刑公判で、検察側は「被告は運転代行代が惜しいため事故を起こした」と指摘。さらに「交通課に5年間勤務した経験があることを考えれば、飲酒運転の恐ろしさは熟知しており、このような行為は強く非難されるべきで情状酌量の余地もない」として、裁判所に対して懲役3年を求刑した。

《石田真一》

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