横浜ゴムが発表した2006年度第1四半期(4-6月期)の連結決算は、売上高が前年同期比11.0%増の1068億円となったものの、原材料価格の高騰や販売管理の増加で営業利益は同34.2%減の18億円と大幅減益となった。
タイヤ事業は北米・アジアを中心に、海外販売が好調だったほか、国内でも新車用タイヤが順調に推移し、売上高は同11.8%増の782億円だった。しかし、天然ゴムなどの原材料価格の高騰で、営業利益は同64.6%減の10億円にとどまった。
MB事業は、需要低迷でゴルフ用品が落ち込んだものの、高圧ホースやマリンホース、航空部品が売上を伸ばし、売上高は同8.9%増の286億円、営業利益が前年同期よりも10億円増の10億円となり、大幅に収益が改善した。
全体の営業利益は大幅減益となったため、経常利益も同28.7%減の20億円、当期純利益は同16.2%の12億円だった。