“スタンドダッシュ”盗、逃走中のハプニングから逮捕

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警視庁は7日、信号待ちで停車した高級車に生卵を投げつけ、運転者が怒って車外に飛び出た隙にクルマに乗り込むという手口でクルマを盗んでいた3人の男を窃盗容疑で逮捕した。類似の事件が東京都内で相次いでいることから、警察は余罪も追及している。

警視庁・捜査3課によると、事件は6月28日の午後10時15分ごろ発生している。港区新橋1丁目付近の都道で、23歳の男性が勤務する会社の所有する外国製乗用車(時価約1850万円)を運転し、信号待ちのために停車していたところ、クルマに接近してきた男が後部バンパーを蹴り、さらにはリアガラスに生卵を投げつけてきた。

男性はこの男を捕まえようと車外に飛び出したが、その隙を狙って別の男が運転席に侵入。クルマをそのまま乗り逃げした。生卵を投げつけた男は走ってその場から逃げ出したが、約200mほど離れた場所で誤って電柱に激突。昏倒したところを追いかけてきた男性に取り押さえられた。

この際、男は男性に殴り掛かったため、暴行容疑で警察に逮捕されたが、その過程でクルマを乗り逃げした男も判明。芋づる式に逮捕された。3人は容疑を大筋で認めているという。

東京都内では信号待ちのクルマや、給油中のクルマを狙い、同様の手口で盗む事件が昨年末から急増。当初はガソリンスタンドででの被害が多かったことから「スタンドダッシュ」とも呼ばれている。警察では逮捕した3人が関与した事件もあるものとみて、厳しく追及する方針だ。

《石田真一》

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