警察官・職員としての自覚が足らない…飲酒事故で懲戒処分

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栃木県警は9日、非番中に酒を飲んで衝突事故を起こした足利署の事務職員と、この事務職員の飲酒運転を制止しなかった同署の巡査長について、停職6カ月の停職処分を実施した。

栃木県警・監察課によると、問題の事故は7月22日未明に発生した。栃木県足利市伊勢南町付近の国道293号で、交差点を進行していた乗用車が突然路外に逸脱。そのまま道路左側に立つ信号柱に激突した。助手席に同乗していた足利署・警備課に所属する32歳の巡査長が左足の骨を折る重傷を負った。運転していたのは同署の事務職員の男で、直前まで酒を飲んで酒気帯びの状態だった。

その後の調べで、事務職員が酒に酔っていることを認識しつつ、巡査長が運転を強固に制止するようなことはなく、「あまり酔っていない」という事務職員に対して、「気をつけろよ」と軽く注意するに留めたことがわかった。

監察課ではこの2人のやり取りを重視。巡査長の行為は酒気帯び運転の幇助にあたると判断。飲酒運転起因の事故を起こした事務職員についても「警察職員としての自覚が足らない」として、停職6カ月の懲戒処分を9日付けで実施した。2人は退職を願い出ており、これも受理されている。

《石田真一》

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