福岡県警は9日、修復の仕事を各得する目的で重機のタイヤ4本をパンクさせていたとして、タイヤ販売業を営む66歳の男を器物損壊の容疑で逮捕した。以前から同様の事件を繰り返していたとみられ、警察では余罪についても厳しく追及する方針だ。
福岡県警・臨港署によると、逮捕された男は7月29日の深夜、福岡県福岡市東区東浜2丁目付近のセメント会社に侵入し、敷地内に止めてあった重機のタイヤ4本(約13万円相当)をパンクさせた疑いがもたれている。
この会社ではパンクしたタイヤの補修を男が経営する会社に依頼しており、男はいわゆるマッチポンプのような状態で不正に利益を受けていたとみられている。この事件以外にも過去3年間に10回以上の同様事件が発生しており、男は「嫌がらせかもしれないですね。最近多いらしいですよ」などと説明していたようだ。
男は「経営が苦しく、利益誘導をしたかった」と容疑を大筋で認めており、警察では過去の犯行についても男が関与した可能性が高いとみて、厳しく追及する方針だ。