車道でスケートボード 道交法違反で摘発

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神奈川県警は9日、警官の制止を無視し、交通量が多い市道をスケートボードで走行したとして、36歳の男を道路交通法違反(禁止行為)容疑で摘発し、赤キップを交付した。道路でのスケートボードを理由とする摘発は珍しいという。

神奈川県警・加賀町署によると、この男は8日の午後3時30分ごろ、横浜市中区山下町付近の市道で、車道中央部付近をスケートボードで走行した疑いがもたれている。

パトロール中の同署員が男を発見し、「危険だから今すぐ止めなさい」と3回注意したが、男はこれを無視して約100m走行。スケートボードを避けるために付近を走行していたクルマが急ブレーキを掛けたり、車線変更するなどしたため、警官は「クルマの通行に危険を与える」と判断。男を道交法違反容疑で摘発した。

神奈川県警では、警察庁の指示に基づき、今年4月以降は自転車の2人乗りなど、これまでは違反としての摘発がなかった道路上の危険行為についても積極的な摘発を進めてきた。今回のスケートボード摘発もこれに関連したものだが、神奈川県内ではほとんど前例がなく、レアケースのようだ。

なお、摘発された男は調べに対して「歩くよりも速いと思って使っていた。捕まるとは思わず、警告を無視した」と供述。摘発直後は「これって何の違反なんですか?」と警官に対して質問するなどしており、周辺交通への危険を与えるという認識は無かったものとみられている。

《石田真一》

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