【BMW M を知る】実用性と超高性能、上質さを兼ね備える

自動車 ニューモデル 新型車
【BMW M を知る】実用性と超高性能、上質さを兼ね備える
【BMW M を知る】実用性と超高性能、上質さを兼ね備える 全 7 枚 拡大写真

BMWのMモデルは現在『M3』『M5』『M6』『Z4 Mロードスター』『Z4 Mクーペ』というラインアップである。「E46」型M3の生産はそろそろ終わり、BMW M社が開発した343psの直列6気筒はZ4のMロードスターやMクーペに搭載され生き残る。

これらのMモデルは実際にはBMWの工場で作られるが、BMWの100%子会社であるBMW M社で設計・開発されたクルマだ。BMWの通常のカタログモデルでは満足できないユーザーのために用意した超高性能車である。

今回Mモデルを取材するにあたって、開発を担当したBMW M社のフローリアン・シュタイガー氏から話を聞いた。

Mモデルのフィロソフィは、紙の上のデータではなく、実際の路上で最高の性能を出すことが目標であるという。だからカタログデータをよく見せようとするチューニングではなく、実際に速さを実現できる状態での馬力なりトルクの数字なのである。だからMモデルは期待以上の速さを味わえるのだ。

もうひとつ、Mモデルをカタチ作るうえでのベースになる考え方がある。それはレーシングカーの性能を一般道で味わうことのできるクルマであるということだ。サーキットだけで高性能を発揮するなら、それなりにとんがったクルマにすればいいから、ある意味では簡単だ。しかし、一般道でも普通に走れてなおかつレーシングカーのような走りを味わえるようにするのは難しい。Mモデルはそこを目指している。

単に高性能だけのクルマではない。そこがレーシングカーとは異なるところなのだ。ラグジュアリーさを兼ね備え、おしゃれに乗れること。インテリアの材質にこだわり、高級感に溢れることもMモデルの特徴だ。

エンジン、サスペンション、空力、ボディ補強に至るまで、それぞれのMモデル専用のパーツで作られるのだ。(つづく)

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『プリウスPHEV』、黒が冴える「ナイトシェード」設定
  2. ホンダ株主総会で三部社長「完全否定ではない」日産との経営統合に“未練”[新聞ウォッチ]
  3. トヨタの顧客は1億5000万台…バリューチェーンで財務基盤強化
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る