【インプレ'05】ピーターライオン プジョー『407』 デザインと実用性を融合

試乗記 国産車
【インプレ'05】ピーターライオン プジョー『407』 デザインと実用性を融合
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ピニンファリーナがデザインした『406』の美人ボディに比べて、『407』の第一印象はイマイチ薄かった。横からボディを見ると、フロントのオーバーハングが若干長過ぎるし、大きな口を特徴とするフロントエンドに違和感を覚えた。どこかのイタリアンメーカーを意識したか。

でも、見れば見るほど慣れるもんだよね。デザイン重視のボディとはいえ、キャビンには4人が座れるし、トランクも広いのが意外な展開。質感はライバル車に負けないほどだけど、割とシンプル。

210psのV6はアイシン自慢の6速ATとの組み合わせで、気持ちのいいシフトスケジュールにじゅうぶんなパワーを発揮してくれる。ただ、加速したいときは、ペダルを踏み込んでから実際シフトして加速するまで多少ラグがあった。

コンピュータ制御によるサスは割と硬めでロールを上手く押さえるし、乗り心地は大変しなやか。ステアリングは重み感があって路面からチョンと情報を伝えてくれる。ネックは430万円もするプライスタグかな。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★☆
インテリア/居住性:★★★★☆
パワーソース:★★★☆☆
フットワーク:★★★★☆
オススメ度:★★★☆☆

ピーター ライオン|モータージャーナリスト/コラムニスト
60年豪州生まれ。88年から東京を拠点に自動車評論活動を始める。現在、米・英・独・伊・豪・日本など10カ国の有力誌に寄稿。(日本)COTY、(米)『カー&ドライバー』誌「10ベスト賞」、ワールドCOTY賞、国際エンジン賞、各選考委員を務めている。

《ピーター・ライオン Peter Lyon》

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