パトカーの追跡を妨害? 追跡されていた車両が大破

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17日深夜、茨城県北茨城市内の常磐自動車道下り線で、速度超過違反を行っていたとして、覆面パトカーの追跡を受けていた乗用車に対し、このパトカーが追突する事故が起きた。この事故で乗用車は横転大破し、運転していた男性が意識不明の重体となった。

茨城県警・高速隊によると、事故が起きたのは17日の午後10時15分ごろ。北茨城市華川町下小津田付近の常磐自動車道下り線で、パトロールをしていた同隊の捜査車両(覆面パトカー)が、本線を120-130km/hで走る乗用車を発見。速度超過状態であることを確認し、サイレンと赤色灯を使用した状態で追跡を開始した。

クルマは約3kmに渡って逃走。捜査車両はマイクで呼びかけながら、このクルマの左側に回りこんだが、わずかに前方に位置していたこのクルマが突然左側にハンドルを切ったため、避けることができずに追突。衝突速度が100km/h近かったこともあり、クルマは押し出されるようにして横転。そのまま数回転しながら大破した。

この事故により、逃走中の乗用車を運転していた33歳の男性が頭を強打。近くの病院に収容されたが、意識不明の重体。捜査車両に乗っていた警察官2人にケガはなかった。

警察では業務上過失傷害容疑で2人の警官から事情を聞いているが、逃走車を運転していた男性が「追跡車両に対する妨害行為を行おうとしていた」のか、「停止するために路肩へ寄ろうとしていた」のか、判別がつけにくい状況だという。

《石田真一》

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