日本損害保険協会が事務局になっている「自動車盗難等防止に関する官民合同プロジェクトチーム」は、9月1日から「第6次自動車盗難防止キャンペーン」を全国で展開する。
自動車盗難件数は1998年までは年間3万5千件前後で推移していたが、99年から急激に増加した。そこで、自動車盗難の急増にSTOPをかけるため、2002年に同協会が中心になって「自動車盗難防止キャンペーン」をスタートさせた。今回が6回目となる。
この間、同キャンペーンの実施等自動車ユーザーへの普及啓発、自動車の防盗性の向上、取り締まりの強化などが奏功し、自動車盗難件数は03年の6万4223件をピークに年々減少している。昨年は4万6728件と前年比20.4%減。今年に入ってからも前年同期(1月〜7月)比で21.5%減と減少傾向が続いている。
そうは言っても、まだ高水準であることには変わりなく、さらに減少させるためには継続的な取り組みが必要ということで、今年も引き続きキャンペーンを行うことになったわけだ。
今回のキャンペーンでは、俳優の高嶋政伸さんが自動車盗難対策本部長として、チラシなどで「自動車盗難、年間46,728台!『守ろう愛車。なくそう盗難。』というキャンペーンフレーズを自動車ユーザーに呼びかけ、ユーザー一人ひとりの自己防衛意識の向上を訴求していくとのことだ。