8月25日、東京ビックサイトで開かれた「GDP2006」自動車部門公開プレゼンテーション審査で、「ニッポン・オリジナル−Kカー&高級車のデザイン力」と題し、プレゼンテーションが行われた。
ホンダは『ゼスト』をプレゼンテーションしたが、担当の女性デザイナーが都合のため来られず、代わりに本田技術研究所、四輪開発センターデザイン開発室第四ブロック、主任研究員の岩城慎さんと同第一ブロック、研究員の林彰夫さんがプレゼンテーション。
「『ゼスト』は、アクティブファミリーの、一人一人のリクエストに合わせて使い分けができることを目指しました。快適性と運転する楽しさの『乗り』とホビーカーゴとして使える『載り』を、切り替え自由の『SWITCH MOVER』として表現しました」
「乗りたくなるような勢い、躍動感、載せたくなるようなボリュームを『躍動極厚BODY』として、どこから見ても台形の頼もしいスタイルとして表現しました」
「インテリアでは、開放的な前席空間と包まれた安心感の後席空間を、異なるインテリアカラーと段違いのベルトラインで表現しました。ホンダならではの低床設計で、カーゴスペースには自転車も積めます」
審査員のインダストリアルデザイナーの山中俊治さんは「女性向けの軽、女性のための軽と言って、おっさんがデザインしていることが多いが、ゼストは女性デザイナーと聞いてうれしく思います。女性デザイナーがさらに活躍する場が増えるといいですね」とコメントしていた。