日産、北海道陸別に8.1kmの高速コース完成 国内最大
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新テストコースは勾配の変化やさまざまなカーブが連続する高速道路を模している。コース内にバンクはなく、1周8.1kmと周回コースとしては国内最大。建設費は32億円を投じた。
公道高速道路として200km/h前後で走るドイツのアウトバーンも忠実に再現しているのが特徴。高速および超高速走行時の車両挙動や性能確認などの試験を効率よく行う。また、将来はITSによる運転支援システムなどの研究にも活用する。
陸別試験場は1991年に、欧州の郊外道路などを再現した1周7.2kmのカントリーロードを建設、寒冷地試験などを含む同社最大の試験場として稼働している。
竣工式に出席した開発担当の山下光彦副社長は「200km/hを超えるレベルの動力性能技術に、一層の磨きをかけることが可能となった」と述べた。
《池原照雄》