BMW、水素自動車を量産 販売開始 世界初

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BMW、水素自動車を量産 販売開始 世界初
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BMWは、日常的使用に耐える水素自動車である『Hydrogen7』を市場導入すると発表した。量産モデルの水素自動車の導入は世界でも初めて。

この水素自動車は、今後、小規模量産され、2007年から、米国をはじめとする各国で限定でリース販売する。

Hydrogen7は『7シリーズ』をベースとしており、水素及びガソリンがどちらも使用可能な内燃機関を搭載している。水素自動車は、CO2排出をゼロにすることが可能な環境自動車。Hydrogen7が水素燃料で走行する場合、排出するのは水蒸気だけで、水素は化石燃料やガソリンなどのように、枯渇することが無い。Hydrogen7導入により、BMWは持続可能なモビリティにおけるひとつの到達点を提示するとしている。

BMWは「エフィシェント・ダイナミクス」(高効率な動力性能)という統合プロジェクトのもと、クリーン・ディーゼル技術と、先進的なハイブリッド技術の開発を推進しており、持続可能なモビリティに対する究極の回答は水素という戦略を打ち出している。

Hydrogen7は水素駆動ではない通常の7シリーズと変わらない快適性や居住性を備えている。最高出力は260馬力で、0-100km加速は9.5秒、最高速度は230km/h。さらに、このHydrogen7は水素とプレミアム・ガソリンのどちらの燃料でも走行可能なエンジンを搭載、燃料の切り替えは、すばやく簡単に、運転席のそばにあるスイッチボタン一つで行うことが可能だ。

この二つの燃料で走行可能な駆動方式の採用により、両方の燃料タンク合計の航続距離は約650kmとなり、水素ステーションが近隣にない状況でも、航続距離によって行動範囲が制限される制約が無い。この両用コンセプトは、水素インフラが完備されるまでは、非常に有効な解決策と、している。

《レスポンス編集部》

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