【三菱 eK 新型発表】デザインを変える3つの理由

自動車 ニューモデル 新型車
【三菱 eK 新型発表】デザインを変える3つの理由
【三菱 eK 新型発表】デザインを変える3つの理由 全 7 枚 拡大写真

三菱自動車は新型『eKワゴン』を13日から発売した。そのエクステリアデザインは、先代とあまり変わり映えがしない。「デザインはキープコンセプトです」と語るのは、三菱自動車デザイン本部デザイン部エキスパートチーフデザイナーの金澤秀晃さん。

「デザインを変えなければいけないのは、3つの場合があります。1つめは先代のデザインが不評な場合。2つめは発表されたその時代に合っていても、数年たって時代とずれてきた場合。3つめは、そのモノ自体で全く新しい価値観を提示できる場合です」

「セミトール&ロングルーフのボクシィなシルエットは基本に、フロントガラス、ルーフパネル、ドアガラス、ドアサッシュ(スライドドア以外)、ドアフラップ、ドアミラーはキャリィオーバーです。幸い先代eKワゴンの普遍的なデザインは、ご好評頂き、『シンプル・クリーン・ベーシック』な造形が評価されたと考えています」

「それを踏まえて、新型は先代の造形をさらにブラッシュアップさせ、長く付き合える、息の長い、サステナブルデザインを目指しました」

「平面図で見て、ボディは20000R(半径20m)の大きな曲面とした樽型形状です。さらにフロントやリアにつながるオーバーハング部にはアプローチをつけて引き絞り、張りのある面としています。ドア断面も、おおらかでシンプルながら、メリハリのあるシャープなラインで、張りのある質感高い面構成になっています」

「歩行者保護を考えたボンネットは、30mm高くし、しっかり感も表現しました。ベルトラインは、リアビューで見て先代でリアまで通した段差をなくし、ボディを外まで張り出しワイド感を表現すると共に、ルーフからDピラーを通ってリアフェンダー、バンパーまで一続きのおおらかな張りのある面を表現しました」と金澤秀晃さん。

新型eKワゴンのエクステリアデザインは、一見キープコンセプトながら、新型では質感高く張りのある面を表現し、着実に進化していると言えだろう。

《松本明彦》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. BMW、カーボン素材を天然繊維複合素材に置き換え、量産車に採用へ
  5. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  4. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る