一年以内に退陣することを公約したイギリスのトニー・プレア首相の後継者として、名前の上がっているゴードン・ブラウン蔵相が、オックスフォードにあるMINI(ミニ)の工場を訪問し、新型『MINI』と、その生産に携わるスタッフを賞賛した。
BMWが開発した現行のMINIは2001年に発売され、これまでに88万台を生産。このうち75%は英国外へ輸出された。2006年末に発売を予定している新型MINIは、オックスフォード工場で組立を行うが、その生産能力は20%引き上げられ、年産24万体制となる。
BMWは、オックスフォード、スウィンドン、ハマス・ホールの3工場で、あわせて2億ポンド(440億円)の追加投資を行った。この増産により、450人の雇用が新たに生み出された。また、従来ブラジルで生産してきたエンジンも英国内で生産することになり、新型MINIの国内生産比率は、40%から60%へと向上した。これに伴い、部品メーカーでも750人の雇用が生み出されるという。