米国で6速ギアへのシフトチェンジ続く---燃費向上

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原油価格の高騰にともない、燃費の良い自動車の開発が急務となっているが、今後数年のうちに、4速、5速のギアボックスの代わりに6速ギアボックスを採用した自動車が急増する、との見通しを英『タイムズ』紙は示している。

4速から6速へとギアボックスを変更すると、エンジンの回転数にマッチしたギアを選択することができるようにため、燃費は8-10%向上するという。同紙は、6速ギアボックスの製造コストは、自動車メーカーが負担することになると見ている。

現在のアメリカの自動車市場では、採用されているギアボックスは、4速が60%、5速が25%、6速が15%という割合。しかし、ある専門家によると、2008年には6速が35%を占め、さらに2009年までに55%、2012年までに80%にまで増加するという。

たとえば、現在フォードモーターとGMは、11月に発売をする予定で6速ギアの共同開発を進めている。このギアボックスはGMの前輪駆動車に搭載される予定で、後輪駆動車も2010年までに6速化を進めていく。一方、フォードモーターも、すでにフォード『エクスプローラー』、リンカーン『ナビゲーター』で6速ギアを採用しており、さらに今後2年間で、6速ギア搭載車を増やす方針だ。

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