燃焼空燃比センサの市場、2011年に1012億円

自動車 ビジネス 企業動向

富士キメラ総研は、車載電装デバイス&コンポーネンツの世界市場を調査してその結果をまとめた。

それによるとA/Fセンサ(燃焼空燃比センサ)市場は2005年が876億円だったが、2011年には1012億円となり、2005年比で15.5%増と予測している。

A/Fセンサは排出ガス中に残存している酸素濃度と未燃焼ガス濃度により、リッチ域からリーン域までのエンジン内の燃焼空燃比を検出するセンサだ。酸素センサに対してこのセンサは広域空燃比を検出して高度な燃料噴射量の調節が可能となる。

2005年実績は、日本国内335万個で111億円、世界市場2905万個で876億円だった。排出ガス規制の強化に対応して効率の良い燃焼性能を維持するため、センサの需要が増加している。酸素センサに代わり精度の高いA/Fセンサが採用されている。

日本国内では、デンソー、日本特殊陶業の2社で約97%のシェアを占める。世界市場では、日本特殊陶業がトップ、以下ボッシュ、デンソーと続き、3社で市場の約90%を占める。

今後も規制が強化されていくため、排気ガス抑制装置に関連するセンサおよびシステムの機能向上が図られ、より詳細な情報をECUに送信できるこのセンサが酸素センサに代わり搭載される見通し。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  4. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  5. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る