無断駐車に激怒、RVで体当たりして破壊

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愛知県警は24日、自分の契約する駐車場に他人が無断駐車したことに腹を立て、RVでこのクルマを破壊するとともに、制止しようとした警官に重傷を負わせたとして、60歳の医師の男を傷害容疑で逮捕した。今後、公務執行妨害や器物損壊容疑でも調べを進める方針だ。

愛知県警・安城署によると、事件が起きたのは23日の午後9時30分ごろ。安城市箕輪町付近で病院を経営する60歳の男から「駐車場にクルマが無断駐車している」との110番通報が寄せられた。男は現場に駆けつけた同署員に対して駐車車両のレッカー移動を求めたが、署員が「私有地なので、レッカー移動や駐車違反の取り締まりはできない」と説明すると男は激怒。「自分でやるからいい」と、自己所有のRVに乗り込んだ。

男はそのままRVを急発進させ、署員の制止を振り切って駐車車両に向けて突進。バックで体当たりして、駐車車両のフロント部分を破壊した。駐車車両の後部には51歳の巡査部長がいたが、クルマは衝突の弾みで押し出され、巡査部長はクルマと壁面の間に挟まれて足の骨を折る重傷を負った。男は傷害の現行犯で逮捕。呼気からは酒気帯び相当量のアルコール分も検出されたという。

現場はマンションの駐車場で、住人やテナント用として約30台分の月極めスペースがある。男の病院では約10台分を契約して使用しているが、このうち1台分をマンションに所要があって訪れた20歳の女性が無断で使用していた。しかし、診察時間はすでに終了しており、病院への実害は無かったとみられている。

《石田真一》

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