【新世代カーウイングス】3つの世界初 その1:RSSリーダー

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日産自動車が11月に投入する新型スカイラインから採用される、新世代カーウイングスの内容が明らかになった。新世代カーウイングスでは、ホンダ「インターナビプレミアムクラブ」、トヨタ「G-BOOKアルファ」の機能をキャッチアップすると同時に、日産発の3つの世界初機能を実装している。

また、この世界初機能は新型の純正HDDナビゲーション端末のみならず、カーウイングスが開始された2002年発表の端末でも一部機能を除いて利用できるのが特徴だ。

日産自動車プログラムダイレクターオフィスの小泉雄一主担によれば、新世代カーウイングスの開発コンセプトは「ネットの力を活用するテレマティクスエージェント」だという。

そのコンセプトがストレートに伝わる新機能は「インターネット情報チャンネル」という、車載RSSリーダーの搭載である。RSSとはネット上で配信されるブログやニュースの見出しやサマリー情報のことである。「インターネット情報チャンネル」一般的な仕様のRSSフィードの見出しとサマリーをカーナビが読上げる。

ただし、今回の発表では読み込むことができるRSSは、Yahoo!新着情報やMapFanクチコミ情報、NISSANドライブナビなど、RSSの配信元と合意できた10のRSSに限られる。

「カーウイングス会員が全員もっているWeb上のカーウイングスマイページから、好みのRSSを登録する機能は開発していますが著作権的にクリアできるかどうか法務部と検討中です」ということで、お気に入りのブログやニュースサイトを登録する機能が、11月のサービス開始に間に合うかどうかは微妙である。

ただし「車載端末に頼らず、サーバーの進化で実現したので2002年端末以降でも利用できます」(小泉氏)そうなので、今後著作権問題がクリアされ利用できるRSSフィードが増えれば、無数のインターネット資源を車内に持ち込む機能としてカーウイングスユーザー共通のメリットとなるだろう。

《三浦和也》

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