クルマで来店する客に酒を飲ませていた酒屋経営者逮捕

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長崎県警は25日、客がクルマで来店していることを承知で酒類の提供を行ったとして、西海市内で酒販売店を経営する64歳の女を道路交通法違反(飲酒運転幇助)容疑で逮捕した。酒を提供した店に飲酒幇助容疑を適用するのは長崎県内では初となる。

長崎県警・西海署によると、この女は23日夕方、西海市西彼町宮浦郷付近にある自宅を兼ねた酒の販売店で、客として訪れた58歳と46歳の男に対し、クルマで来店していることを承知しながら焼酎3合を販売した疑いがもたれている。

女の経営する店は一般の酒屋ではあるものの、店の一角にテーブルやいすなどを置いた飲酒スペースを設置。量り売りした酒をここで飲めるようになっていた。男たちは店で酒を飲んだ後、帰宅のためにクルマを運転。同市内で飲酒運転の摘発を受け、道交法違反(酒気帯び運転)で検挙されていた。

調べに対し、女は酒類販売の事実を大筋で認めているという。長崎県内ではこれまで同乗者に対しての幇助容疑適用例は存在していたが、酒類提供店を経営する者に対しての適用は初になるという。警察では今後も同様の事例が確認された場合には厳しく対処したいとしている。

《石田真一》

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