新型三菱『パジェロ』の4WDシステムは基本的には先代と同じものが採用されているが、新型にはメーカーオプションで、リヤにデフロック機能が選べるようになっている。
パジェロの商品企画を担当した三菱自動車の佐藤大輔さんは「パジェロが販売される海外では、深い泥道や砂漠などでの需要も多く、リヤのデフロック機能を欲しがる声も多く寄せられてきました。そこで新型では全車にオプション設定いたしました」
「新型パジェロにはASTCというトラクションコントロールが付いておりますが、リヤのデフロックを使用するときには、ASTCは自動的に解除される仕組みになっています。リヤデフロックを設定したことで、パジェロのオフロード性能はより進化したと思います」
「ボディに関してもスポット溶接箇所をショートで38点、ロングでは54点も拡大してボディ剛性を大幅に向上させています」という。
デフロックの機能自体は以前からあるシステムだが、ASTCを装備しながらも必要なときだけリヤのデフロックを使用できるのは、本格的なオフロードコースを走る人にとっては朗報に違いない。