トヨタ自動車は、富士スピードウェイで行っている「トヨタ交通安全センターモビリタ」の一般ドライバー向けの安全運転講習会「トヨタドライバーコミュニケーション」のプログラムに、飲酒運転防止を目的とした体験カリキュラムを追加設定し、11日の企業・団体向け講習から開始する。
このカリキュラムは、酒酔い状態を再現する市販のゴーグルを使用して、市街地走行時の速度(40−50km/h)で運転を行い、飲酒運転の危険性を体験してもらう。
講習の実施には、安全上障害物のない広いスペースが必要なことから、広大なフラットコースを持つ、モビリタのプログラムに織り込むこととした。
対象となるプログラムは、「企業・団体1日コース」など、企業・団体向けの4つのプログラムと、一般・個人向けの通常講習である「総合トレーニング」の計5プログラムで、既存のカリキュラムを変更することなく、新たに飲酒運転擬似体験を追加し、講習料金は据置く。
飲酒運転による悲惨な重大事故が後を絶たないため、講習による飲酒運転防止を促していく。